3行まとめ

  • 報道によると、OpenAIのガイドは「手順を細かく書く」より「望む結果を伝える」ことを勧めている。
  • 報道では、書く項目は、目的、読み手、材料、制約、完了の条件、そして「AIが自分で決めてよいこと」と「確認を求めること」を分ける任せる範囲。
  • 公式ページはこちらでは開けなかった。以下は報道の内容で、公式原文との差があるかもしれない。

報道されたこと

中国のIT媒体IT之家が10月3日、OpenAIが10月2日にGPT-6向けの実践ガイドを公開したと報じました。報道によれば、ガイドは一番高性能なモデルを選ぶのでなく、仕事に合わせて選ぶことを勧めています。大量の定型作業には軽いモデル、難しい推論には上位のモデル、という考え方です。推論の強さも、日常の質問では上げず、複雑な分析やデバッグなどに限る、とされています。

指示の書き方の部分

指示については、長い手順を書き並べるより、望む結果を述べるよう勧めているとのことです。含める項目は、目的、読み手、関連する材料、制約、「できた」と言える条件です。そしてAIが自分で決めてよいことと、先に確認してほしいことを分けて書きます。上司への報告を新人に頼むとき、「何のための報告か」「誰が読むか」「どこまでやれば完了か」「迷ったら聞くこと」を伝えるのと同じです。

既存の考え方との関係

この項目は、当サイトの「4つの要素」(目的・材料・条件・出力形式)とほぼ重なります。違いは「読み手」「完了の条件」「任せる範囲」が明示されている点です。新しいモデルでなくても、ChatGPTやClaudeなどの対話型AIでも使える考え方なので、今のAIで試せます。試すときは、新しい機能名を覚える必要はありません。同じ依頼を、項目なしと項目ありで2回出して比べるのが、いちばん分かりやすい確かめ方です。

日本の読者が試せること

まず要素なしで頼む

「報告メモを書いて」とだけ頼み、出てきた文章を保存します。

6つの項目を入れて頼み直す

下のプロンプトの[ ]を架空の内容で埋め、同じ依頼をやり直します。

2つを比べる

読み手に合っているか、完了条件を満たしているか、勝手に決められた点がないかを見比べます。

[ ]の部分を自分の情報に置き換えて使えます
目的:[例:来月の勉強会の開催可否を、部長が判断できるようにする]
読み手:[例:忙しい部長。専門用語は知らない]
材料:[ここに架空の企画メモ]
制約:[例:300字以内。材料にない数字は書かない]
完了の条件:[例:費用・日程・決めてほしいことが1つずつ入っている]
任せる範囲:文章の言い回しは自分で決めてよい。数字や日付が足りないときは、想像せず先に質問してください。

確かめること

  • 読み手に合う言葉づかいになっている
  • 完了の条件が全部入っている
  • 足りない情報を想像で埋めていない

日本でやるなら

  • OpenAIの公式ガイドは、今回こちらでは開けませんでした(アクセスが拒否されました)。この記事は報道に基づく紹介で、公式の文言と細部が違う可能性があります。
  • GPT-6の日本での提供状況、利用できるプラン、料金は確認できていません。ChatGPTのプランと機能は、OpenAI公式の料金ページで確認してください。
  • ガイドの考え方は、モデルが変わっても使えるので、今お使いの対話型AIで試せます。
  • 会社の資料を貼る場合は、貼ってよいかを先に確認してください。目安は「仕事の情報をAIに入れる前に」の記事を参照してください。

確認できていないこと

  • OpenAIの公式ガイド(openai.com)は未確認です。公式を確認できるまで、細かな言い回しや項目の数は断定しません。
  • 報道が挙げるモデル名や用途の区分は、IT之家の記述によるものです。
  • 「6つ」の分け方(目的・読み手・材料・制約・完了条件・任せる範囲)は、IT之家の記述を当サイトが整理したものです。公式の項目の数や順序とは違う可能性があります。

出典

数字・事例は出典の記載に基づくもので、当サイトでは検証していません。サービスの提供状況や画面は、プラン・地域・時期で変わります。